「つ」が大きかつたなんて

エスの車体に付くコーションマークは種類が多く、さらにパーツとして供給された際に
仕様変更等があり輸出仕様用も含めて謎が多いカテゴリーでもあります。

2014082001

以前、Facebookでラジエターのコーションマークを作ります。と書きましたが、
複製しようとして参考にしてた純正コーションマークがどうやらS600用かも?
S800用との違いは? 等々、あとから不明点がいろいろ出てきて協力いただいてる方々と話した結果、慌てずに情報収集をしてどうせ作るなら新車時に付いてたモノを復刻しましょう。で一致。
データ制作までほぼ終わって、業者さんへ発注という段階で保留としました。
期待されてた方すみません。(個人の製作予算にも限りがありまして…・汗)
(上画像はfacebookにアップした制作初期の段階で、字体がオリジナルとはまだ異なってます)

その後、友人からインテークマニホールドのコーションマーク(旧仮名遣い版)が欲しいとの熱望があり今回そちらを制作することになりました。
キャブレターのマニホールドに付く「吸入管の取外しは必ず水抜き後行って下さい。」という赤いコーションマークです。

新車当時、全車に貼ってあったのか?はわかりませんがボクのエスには残っていません。
いつか貼ろうと、パーツとしては持っていたのですがこれにも種類がいろいろ (^_^;)

kyunyu

下2点はボクが持ってるパーツとして供給された国内仕様の2枚ですが、同じ文言で赤いモノと
それを反転したモノ。反転したタイプはS600用とばかり思ってましたが、そうでも無いようです。
今回、製作するのが上のタイプ。「の」が可愛らしく、「つ」が大きいのです。
タイプフェイスが全く違うことがおわかりだと思います。文末はピリオドです. これは初期のモノかと思ったら、これが残ってる友人のMタイプ2台共がこのタイプ。おそらく新車当時から貼ってあったのがこのタイプではないかと判断。書籍等を見るとT360等にも貼られてたようです。
因みにホンダコレクションホール所蔵のS800 RSCレーシングにも上のタイプが貼ってあります。
(なぜか上下逆さまですけど)
友人から預かって、字体を忠実にトレース&再現してオリジナルに近い方法で印刷します。

これから業者さんへ印刷加工を発注しますがまとまったロットで発注しなければならず、自分たちだけでは使い切れませんのでなるべく安価で販売する予定です。もし関心がある方おられましたらよろしくお願いします。勝手に製作するモノですので無理にとは言いません。
販売方法は検討中です。(個人なのでヤフオク!が無難なのかな?…とか)

詳細は又、アップしま〜す!

比べて見ると違う

先日のお話し。友人クーペのサーモボディの交換作業で、さあ組み付けるぞ!という段階で
ボルトが入らないことに気づき作業が中断。よくよくみると2本のボルト貫通部分の厚みが違う!

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左が元々付いてたモノ。エンジン側とサーモ側共、取付部分は全く同じ形状です。

おーっ、なんてこったい!(漫画ポパイのセリフ風) このパーツにも種類があるなんて (>_<)
書籍 AS File によるとS600中期~S800Mまでは共通部番となってます。

とすれば、この右のタイプは本来どのエスに付くサーモボディなのだろう?
型が変わってるので、後にパーツとして供給されたモノなのでしょうか? S600前期かな?

結局、タジマエンジニアリングさんで適合ボルトとパッキンを分けてもらい、無事作業完了!
本来のボルトで付けてしまえば機能に問題はなさそうです。

ボルトとセットで交換すれば問題は無かったのですが、予備知識がありませんでした。
2つを並べて見ることが出来ていれば、違いは一目瞭然だったのですが
サーモボディ本体だけ交換しようと思ってる方はボルトも要チェックです。

たまにはチェックを

bonnet01

ある日、走行後にガレージでボンネットを開けたところキャッチ部分がはずれました。
ナットが緩んでいたようです。あぶない、あぶない (^0^;)

走行中じゃなくてホント良かった~
エスのボンネットは前ヒンジなので、走行中にガバッと開くことはないかもしれませんが…

ここのナットは薄いので紛失すると入手も難しい気がしますので
定期的に点検してあげましょう。ナットの増締めくらいはメカに疎いボクにも出来ますよ(笑)

純正幌の証?

エスの幌布は、社外品含めていろんな選択肢がありますよね。

manual_horo

S600 サービスマニュアル〈構造・整備編〉によると
幌の材質はテトロンを綾織りにしたものゝ上面を塩化ビニールでおゝい,防水性,耐久性が非常に強い. とあります。(ホンダテトロンというそうです)

S600まではサイドウインドウが無いタイプがあったり、Mタイプでは幌骨の高さが変わったり
いろいろと仕様変更もありますが、新車からの幌布を縮みと闘いながら(笑)
いまだに大事に使われてる方もいらっしゃると思います。

以下の記事は一例ということを初めにお断りしておきます。
純正の幌布にも、種類があると思いますのであくまで一例として書きとめます。

ボクがボディレストアをした約20年前は純正の幌布がホンダに注文出来ました。
幌布は傷んでおり是非とも交換したかったのですが、価格が30万円!!と言われて、即断念 (>_<)
たとえ注文しても実際入荷したかどうかは疑問ですし、当時は品質が?のパーツもありました。

結局、ガレージ24さん(残念ながら昨年閉店)の製品を購入しました。
信頼できるショップであったことと7~8万円と比較的手頃だったため迷わず注文。
たしかセンター窓がファスナーで開閉するタイプが1万円高だったと記憶しています。

今のようにネットでチェックできるわけでもなく、当時電話で直接お話を聞いたのですが
裏地は白で純正と同じように作ってますよ。ウインドウ部分以外はね。ということでした。

詳しく聞くと、純正幌のウインドウ(透明ビニール)部分にはパテントの印が入っていて、
この部分は同じにできない…ということでしたが、それがどんなマークか知るよしもありませんでした。後に、このマークを友人の幌布で確認することが出来ました。

horo_mark

それがこれ。3ヶ所のウインドウ全てにこのようなマークが入ってます。
木枠に梱包された古い時代のデッドストックの幌布で、新車当時に装着されてたモノに近いのではないかと思われます。そういう経緯で、ボクの中でのこのマーク(種類があるかも)が入ってる幌はウインドウも張り替えていない純正のままの状態だと勝手に思ってます。

西井さんにはパーツ等でもいろいろお世話になりました。ご冥福をお祈りいたします。
スペアの幌布買っておくんだったな~ (T_T)

メインヒューズは予備を

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先輩オーナーから、メインヒューズはいつでも簡単に交換できるように…と言われて
板ヒューズをセットした予備のメインヒューズをいつもグローブボックスに入れてましたが
幸いこれまで走行中に切れたことがありません。
(メインヒューズは 10A じゃなかったと思うのですが、なぜか 10A のシールが端子に貼ってあるのでこれは純正のケースじゃないのかも??)

ガラス管のヒューズは今でもカーショップ等で売ってますが、板ヒューズは予備を持っておくべきだと思います。すでにメーカーからの板ヒューズの入手は出来ないと思いますが、
ゆーらしあパーソナルサービスさんで取り扱ってます。

純正にこだわらなければ、最近の平型ヒューズとかを使えるようにしても便利ですね。