DINKYのS800クーペ

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久々の友人との再開で、貴重なコレクションを見せてもらいました。
フランス DINKY社の古いミニカーです。高校生の時、おこずかいで買ったそうです。
40年は経ってるのかな? 元箱入りでコンディションも上々。
外観からすると Mk-II でしょうか…赤の内装がお洒落ですね。単なる材質の都合か?

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ボクはミニカーのことは詳しくないのですが、このクーペ
フロントグリルのHマークが逆さまのまま生産された有名なエラー?ミニカーだそうです。
当時資料写真などを見ながら金型を作っただろうと推測しますが
どうやったらこんな間違いが起きるのか不思議です(笑)意図的?(^_^;)

ジョイントヨーク

「ラバージョイント」の続きです。
エスに限らず、旧車のオーナーさんであれば
匂いや音に対し敏感になるのはボクに限ったことではないと思います。
ここ数年、走行時に聞こえるわずかな異音が気になっておりそれがプロペラシャフトあたりからの音であることは自分でもわかってました。

昨年、スペアタイヤリッド(お皿)の取付をお願いしてたショップさんで、マフラー等を脱着する作業があったため、ついでにプロペラシャフト周りをチェックしてもらったところ「部品が破損してますよ」との連絡が…

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ミッションジョイントヨーク(パーツリスト2番)の穴が変形、さらに一部が欠けてました (>_<)
ああ、またか? 以前、この部品の破損を経験しておりその時に、ミッションジョイントヨーク、ラバージョイント、ボルト、センターリングピース等を何とか新品を買い求め交換しておさまったのですが、ジョイントヨーク(パーツリスト1番)円盤部分の歪んだ穴をそのままに組んでしまったため再発したと思われます。下の画像は破損して穴が歪んだジョイントヨークたち。

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困り果てて、エスの主治医である田島さん(タジマエンジニアリング代表)に相談したところ
■ジョイントヨーク(右下)は入手困難なので円盤の3つ穴を60度ずらして新たに開け直す。
■破損したミッションジョイントヨーク(左下)は、元々柔らかい材質なので材質を変えて新製する。

ここだけ固すぎてもいけないし、使う母材を発注するから来週まで待って。と言って下さり
忙しい合間をぬって、ジュラルミン材(左上)から削りだしてワンオフで作ってくれました。

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これが完成して仮組した状態。
画像には見えませんが、ミッションジョイントヨークのシャフトのみ破損した部品から移植して圧入!なんとすべて手作業です!
かなり大変だったようで、「もう二度としない(笑)」と言われましたが
おかげで完治。長年の心配事がすっかり消えました。

昨年、AHSMで鈴鹿サーキットのホームストレートを、メーター読みで170kmまで引っぱってみましたが、全く大丈夫です。

壊れてからでも良い場合と、異音が少しでも出たら早めに対処した方が良いケースをきちんと見極めるのが大事というのを痛感した出来事でした。