クーペくんに教えてもらったこと まとめ

奇跡のクーペ、オーナーさんに年内の御挨拶を兼ねて再び会いに行きました。
不明点、疑問に思っていた点もチェックしてきました。

1.この個体はドア根元に例の打刻は無し
2.ボディ下回りもやはりブラックでした。
3.運転席側のウインドウ後ろのガラスに貼ってあるHマークの確認
経年変化しており外側は種類が判別つかず (^_^;)

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レプリカなど貼る時の位置関係が解るように写真だけ撮ってきました。

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↑これが内側(ピントが… 汗)3つの欄があり、記入できるようになってました。

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あらためてボンネットのヒンジを見ると、ヒンジ単体で塗装されたのではなく
ボンネットに付いた状態で塗装されていたことがわかります。
当時、ヒンジを付けた状態で塗装してボディにピン留めしたのだと思われます。

自分のエスをボディレストアしてもらった時に、「燃料タンク外したらボディとの装着面には色がなかったので
タンクをボディに装着してからボディカラーを噴いてあるのが正解(オリジナル)」と言われました。

拘る方は、それぞれを外して単体で裏まで綺麗に塗装されるのかもしれませんが
オリジナルは装着後に一緒に塗装のようです。

それにしても、フロントマスクとのパネルの継ぎ目がキレイですね。ここは鈑金塗装時にみなさん苦労されるようです。
いろんなことを教えてくれたクーペくん。ありがとう。
又、どこかで会いましょう。

みなさま、今年もご覧いただきありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。良いお年を!

コスミック Mk-1

本家のオリジナルコスミック Mk-1がエス用として英国で販売されてたかどうかは不明ですが
Facebook等で、海外のエスに履かれてる画像を見ることがあります。
ボクのエスは、そのコスミックのレプリカホイールを履いてます。

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このデザインがエスにはマッチしてると自分なりに思っていますが
このレプリカ、肌はざらざらで決して仕上がりは決して良くありませんし
バルブはゴムのタイプでなければ空気が抜けます (^_^;)

随分前のAHSM(鈴鹿サーキット)で、見も知らぬ方に「このホイール割れるよ」と
有難い余計な助言をいただいたこともありますが、幸いまだ割れてません(笑)

スプレッドツールさんがサーキット用として今もレプリカを販売してますね。
ボクのコスミックレプリカはそれよりも旧いものですが、おそらく流れ(元の型)は一緒だと思われます。
(画像で見たところ、スプレッドさんのは表面の仕上げ等は綺麗に思えるので改良されてるかも)

30年以上前、エスや輸入車のメンテやパーツの販売をしてたショップが福岡にありました。
雑誌の広告等で存在は知ってましたが、ボクがエスに乗り始めた頃にはそのショップは無くなってました。

というわけで後に聞いた話になりますが、そのショップがコスミックのレプリカをつくるということで
オリジナルのコスミックを所有する友人が協力して、型取りのためのホイール(なんと新品!)を1本貸し出し
それをRSワタナベに送ってリム幅を5Jに拡げて制作したそうです。(オリジナルコスミックは4.5J)

無事完成して商品として広告・販売したのですが、しばらくしてそのショップは倒産。
友人が貸し出した新品ホイール、その他パーツも帰ってくることはありませんでした。
そのショップでは、ノーマルの鉄ホイールデザインで純正のホイールキャップが取り付けられる
5Jのアルミホイールを出すプランもあったらしいので残念です。

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これはそのショップで販売前の調整をしてたコスミックレプリカホイール(中面)です。
センター部分に削った後がありますが当時そのショップに出入りして制作の経過を知ってる別の方から
飾りにでも…と1本いただいたものです。

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Facebookより転載

↑こちらは最近、Facebookで海外の方がオリジナルコスミックの画像をアップしていたものですが
輪郭(リブ)が浮き出ていたり、自分のとは少しタイプが違います。(2本は塗り分けが違うだけのようです)
Mk-1にも前期・後期あったとも聞きますが、ボクはオリジナルのコスミックを拝見する機会が未だありません。

【追記】2018年6月14日
スプレッドツールさんがコスミックレプリカホイールの取り扱いをやめられました。
価格や車検の問題によるもので、今後は金型から起こしたRSCレプリカの5.5Jに力を入れるとのこと。
コスミックのマグホイールはガレージイワサさんで販売されています。

 

車載工具のしまい方

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S800の取説を眺めていて、車載工具セットがジャッキにバンドで留めてあることに気づきました。
そう言えば、奇跡のクーペもジャッキにバンドが2つ掛けてあったなあ。

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何でバンドが2つ付いてるんだろう?と思って写真だけ撮ってましたが、謎が解けました。
2つをクロスにかけてジャッキに工具ケースを留めるのが正式な収め方のようです。
純正仕様に拘る方はお試しください。

しかしゴムバンドで締め付けてしまうと
クーペの場合、ジャッキカバーも工具ケースもしわくちゃになりますよね(笑)

ラジエーターキャップの圧力

エスのラジエーターキャップは純正部品としてメーカーから入らなくなっても
街のラジエーター屋さんとかで似たタイプが買えてました。

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「ND、アツイ トキ キケン、0.5」の刻印があるタイプをボクは付けてます。
ラジエーターコーションマークはラジエーターOH時に剥離したので、元と同じタイプの純正品を
同じ位置に貼り直してもらいました。(これがオリジナルと同タイプなのかは不明)

一般にキャップの圧は0.5という認識があったのですが友人から
「Mタイプの頃は、0.5ではなかったらしい」という話しを聞いたこともあり
どっちでもオッケーなのだろう…くらいの軽い気持ちですっかりそのことを忘れてました。

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↑奇跡のクーペの画像をよく見ると、0.7が付いてます。最終的には0.7になったのでしょうか?
「0.7」という刻印以外文字は見当たりません。文字無しが純正の証かもしれません。
チェーン付きがお洒落に見えますね。

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↑Mタイプの取説を見ても、チェーンが付いてます。チェーンもいいなあ(笑)
スプレッドツールさんでチェーン付きの純正っぽいタイプが取り扱いあるようです。

この取説のコーションマークは、ボクが貼ってるのと同じっぽく見えるけどなあ。

 【追記】2016.12.04
1968/7/9本田技研工業株式会社の四輪ニュースより。(旧)0.5kg/cm²から(新)0.7kg/cm²に設変されています。
との情報をいただきました。ということは、国内においてはMタイプ最後の数百台が該当します。
国内仕様クーペは総て0.5ということになりますね。
神力さん、情報ありがとうございます。

換気ベンチレーターリッドのスポンジ 2

前回の投稿でベンチレーターリッドのスポンジに驚いた記事を書きましたが
どうやらMタイプあたりはスポンジが使われてた…ような情報がありました。

ゆーらしあの石井さんによると、S500からS800Mまで部番が共通とのことなので
仕様変更ということかもしれません。

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Mタイプの取説を見ると、やはりスポンジっぽい写真です。固そうですが(笑)

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ドイツ仕様Mk-II の取説には運転席側がゴム。ヒーター側がスポンジのように見えます。
(取説の仕様がそのまま実車通りとは限りません)

個人的にはゴムがキチッとして好きですが、今や純正は入手困難。スポンジなら自作も行けそうです。
柔らかいウレタンフォームならカットもやりやすいかもしれませんね。

見えるとこではないし、各自好みで行きましょう。というボクの結論です(笑)
このスポンジを新品未使用でお持ちの方、是非画像をご提供ください m(_ _)m