「オリジナルの検証」カテゴリーアーカイブ

トランクヒンジの仕様

エスのトランクヒンジは、メッキされてるのがオリジナル(新車時の状態)と聞いて
ボクはレストア時にメッキのレプリカ品に変更しましたが

 

その前は、アルミカラーの濃淡2色のヒンジが付いてました。
友人のエスはそのタイプが付いております。

 

実は交換しておきながら、ボクとしてはメッキタイプより
このツートンのアルミカラーの方が好きなのですが、クーペも基本はメッキなのでしょうか?

リジッド仲間の友人は、トランクヒンジとワイパー根元の土台(ブッシュアウター)は
メッキかアルミか、クルマ毎に仕様を合わせるべきではないか?と言います。
ボクのブッシュアウターはアルミ地になってるのでトランクヒンジもアルミ地の方が
コーディネイトとしては合ってるのでは?と言うのです。確かにそれも一理ある。

オープンにはヒンジのトランク側のボルト間隔が2種類あり、その関係もあって交換したのですが
そのボルト間隔もどのタイミングで仕様が変わったのか謎です。強度による設変かもしれません。
オープンのトランクヒンジをお探しの方は、必ずボルト間隔をご確認ください。

 

 

 

ラジオアンテナの穴位置

ボクのエスは、アンテナが付いてるのにラジオは付けてません。
そもそもラジオが付いていても走り出すと聞こえないし(笑)
そのうえ、アンテナの取付が甘くて雨が漏る。

30年以上それで過ごしてきましたが、今回アンテナを外してみました。
穴の直径は25mm。それに合うゴムのグロメットを探して本日取り付けました。

おそらく
ホンダ純正のフロアグロメットとして今も販売されてるものと同品だと思いますが
とりあえずピッタリ合いました。鈑金するのもイヤだし、しばらくこれで様子を見ます。

このアンテナの位置がオリジナルなのか?は自信がありませんが
S600あたりの時代は、サンバイザーがアンテナになってたタイプもあったと聞きます。
当時はSMとMタイプを除いてはオプションだったはずで
新車時は、ボディの穴がどの段階で開けられたのか?
アンテナの位置は、右に付くのが正解なのでしょうか?(クーペは右のはずですが)
ジャッキと干渉しそうな気もしますが、ジャッキもボクは付けたことがありません。
謎です。

奇跡のクーペは新車時から穴が塞いでありましたね。
Mタイプのカタログ見ると、アンテナが付いてない(穴が無い)個体もあるようです。

【追記】2018年6月14日
アンテナの穴位置が個体によって違うのは、工場で開けてたからという情報を
tokinogyojaさんよりいただきました。ありがとうございます!
国内最終のMタイプはラジオが標準装備なので位置が決まっていたのかもしれませんね。

 

クーペくんに教えてもらったこと まとめ

奇跡のクーペ、オーナーさんに年内の御挨拶を兼ねて再び会いに行きました。
不明点、疑問に思っていた点もチェックしてきました。

1.この個体はドア根元に例の打刻は無し
2.ボディ下回りもやはりブラックでした。
3.運転席側のウインドウ後ろのガラスに貼ってあるHマークの確認
経年変化しており外側は種類が判別つかず (^_^;)

h_out

レプリカなど貼る時の位置関係が解るように写真だけ撮ってきました。

h_in

↑これが内側(ピントが… 汗)3つの欄があり、記入できるようになってました。

hinji01

あらためてボンネットのヒンジを見ると、ヒンジ単体で塗装されたのではなく
ボンネットに付いた状態で塗装されていたことがわかります。
当時、ヒンジを付けた状態で塗装してボディにピン留めしたのだと思われます。

自分のエスをボディレストアしてもらった時に、「燃料タンク外したらボディとの装着面には色がなかったので
タンクをボディに装着してからボディカラーを噴いてあるのが正解(オリジナル)」と言われました。

拘る方は、それぞれを外して単体で裏まで綺麗に塗装されるのかもしれませんが
オリジナルは装着後に一緒に塗装のようです。

それにしても、フロントマスクとのパネルの継ぎ目がキレイですね。ここは鈑金塗装時にみなさん苦労されるようです。
いろんなことを教えてくれたクーペくん。ありがとう。
又、どこかで会いましょう。

みなさま、今年もご覧いただきありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。良いお年を!

車載工具のしまい方

2016120602

S800の取説を眺めていて、車載工具セットがジャッキにバンドで留めてあることに気づきました。
そう言えば、奇跡のクーペもジャッキにバンドが2つ掛けてあったなあ。

2016120601

何でバンドが2つ付いてるんだろう?と思って写真だけ撮ってましたが、謎が解けました。
2つをクロスにかけてジャッキに工具ケースを留めるのが正式な収め方のようです。
純正仕様に拘る方はお試しください。

しかしゴムバンドで締め付けてしまうと
クーペの場合、ジャッキカバーも工具ケースもしわくちゃになりますよね(笑)

換気ベンチレーターリッドのスポンジ 2

前回の投稿でベンチレーターリッドのスポンジに驚いた記事を書きましたが
どうやらMタイプあたりはスポンジが使われてた…ような情報がありました。

ゆーらしあの石井さんによると、S500からS800Mまで部番が共通とのことなので
仕様変更ということかもしれません。

v_rid05

Mタイプの取説を見ると、やはりスポンジっぽい写真です。固そうですが(笑)

v_rid06

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ドイツ仕様Mk-II の取説には運転席側がゴム。ヒーター側がスポンジのように見えます。
(取説の仕様がそのまま実車通りとは限りません)

個人的にはゴムがキチッとして好きですが、今や純正は入手困難。スポンジなら自作も行けそうです。
柔らかいウレタンフォームならカットもやりやすいかもしれませんね。

見えるとこではないし、各自好みで行きましょう。というボクの結論です(笑)
このスポンジを新品未使用でお持ちの方、是非画像をご提供ください m(_ _)m