「仕様変更?」カテゴリーアーカイブ

クーペのテールゲート

リジッドのオープンしか所有したことがないボクは
クーペのテールゲートのウインドウサイズに種類があることを知りませんでした。

S800クーペのリヤーウインドウに比べて、S600クーペの初期?は天地サイズが狭かったらしいのです。
本を見ると確かにそう書いてある。並べないとボクには差がよくわかりませぬ(笑)

GEIBUN MOOKS No.286 オール・ホンダS P.25

あれ?エスロククーペのエンブレムって、サイドオーナメントのような Honda じゃなかったっけ?

先日購入した、分冊百科「国産名車シリーズ」のエスロククーペを見るとそうなってました。
このダイキャストモデル、ウエザーストリップの塗装に難があります。
果たしてこのモデルのウインドウは狭いのか?どっちだろう。
(パッケージ越しの撮影なので画像が一部歪んでおります)

Mk-1クーペに乗る友人曰く、これ以上狭いと後方視界がつらいですよ~とのこと。
エスロククーペの途中でウインドウが広くなり、アフターパーツのリヤゲートは
全て窓が広いタイプになったらしいという情報も聞きました。

パーツリストを見るとテールゲートだけで適用号機ごとに4種の部番があるので
これのどこかで変わったかもしれません。ニュース番号5145、6008の内容が判るといいのですが

元々エスロククーペの生産台数自体が少なくめったに見ませんが
機会あればウインドウのサイズに気をつけてみようと思います。

 

トランクヒンジの仕様

エスのトランクヒンジは、メッキされてるのがオリジナル(新車時の状態)と聞いて
ボクはレストア時にメッキのレプリカ品に変更しましたが

 

その前は、アルミカラーの濃淡2色のヒンジが付いてました。
友人のエスはそのタイプが付いております。

 

実は交換しておきながら、ボクとしてはメッキタイプより
このツートンのアルミカラーの方が好きなのですが、クーペも基本はメッキなのでしょうか?

リジッド仲間の友人は、トランクヒンジとワイパー根元の土台(ブッシュアウター)は
メッキかアルミか、クルマ毎に仕様を合わせるべきではないか?と言います。
ボクのブッシュアウターはアルミ地になってるのでトランクヒンジもアルミ地の方が
コーディネイトとしては合ってるのでは?と言うのです。確かにそれも一理ある。

オープンにはヒンジのトランク側のボルト間隔が2種類あり、その関係もあって交換したのですが
そのボルト間隔もどのタイミングで仕様が変わったのか謎です。強度による設変かもしれません。
オープンのトランクヒンジをお探しの方は、必ずボルト間隔をご確認ください。

 

 

 

ラジエターキヤップの開閉圧

友人よりラジエターキャップの圧力の変更について情報をいただきましたので
別記事としてアップします。(前記事に追記だと気づかれない可能性大ですので・汗)

news1968-7-9

1968年7月9日の四輪ニュースとして設変の通知がされています。
どうやらキャップだけの変更みたいです。
いろいろ書くよりもこれをそのまま見ていただいた方が早いので、クリックで拡大表示されてご覧ください。

不思議なのが、機種に
AS800M
AS800CM
と記載してある点です。

この頃はすでにS800Mしか国内では販売されてないはずですが
クーペのM?

社内ニュースなので、単に「クーペも対象ですよ」ということでしょうか。

神力さん、情報ありがとうございます! 

モールまわり

FacebookのGarageさんの投稿で、モールのシェイプに再販品との違いがあることを知りました。

garage

左の山の二辺がまっすぐ気味なのが再販品のようですが、モールの新品を持っていないし
ボクはこのタイプは見たことがありません。Facebookより転載させていただきました。

どんなに錆びて傷んでるエスでも、このモールだけは錆びないようにも思えるのですが
内側に付く固定用のクリップは錆びやすく
レストア時には部品取りの中古モールからクリップだけを抜いて使用しました。
今では、クリップのみパーツとして入手出来るので助かります。

今回は、フロントフェンダーのモールエンドに付くキャップのお話し。

mole02

↑ボクの(S800リジッドオープン)に付いてるのはビスが下に付くタイプで
フェンダーに引っかけるように巻き込んで下ビス止めで付いてます。

mole01

ドアを閉じるとビスが見えなくなります。

mole04

↑友人のクーペ(S800Mk-1)に付いてるのは上からビスで止めるタイプです。
S800Mとかはこの上から止めるタイプだった気がしますので
上からビスと、下ビス止めのタイプの違いは時代の差かもしれません。

クーペはサッシのエンドがここに来るため下まで回り込んでるキャップは付かないようです。
でも、パーツリストを見ると部番はクーペ、オープンで共通のようなので謎です。

【追記】
クーペ用にも下から回り込むタイプがあるようです。(オープンとは別部品のようです)

mole05

友人のクーペはレストア時にこのビス穴を開けるのを避けるため工夫をしてるそうで
見えてるビスは頭だけのダミーだそうです。やる~(笑)

ラジエーターキャップの圧力

エスのラジエーターキャップは純正部品としてメーカーから入らなくなっても
街のラジエーター屋さんとかで似たタイプが買えてました。

r_cap00

「ND、アツイ トキ キケン、0.5」の刻印があるタイプをボクは付けてます。
ラジエーターコーションマークはラジエーターOH時に剥離したので、元と同じタイプの純正品を
同じ位置に貼り直してもらいました。(これがオリジナルと同タイプなのかは不明)

一般にキャップの圧は0.5という認識があったのですが友人から
「Mタイプの頃は、0.5ではなかったらしい」という話しを聞いたこともあり
どっちでもオッケーなのだろう…くらいの軽い気持ちですっかりそのことを忘れてました。

r_cap01

↑奇跡のクーペの画像をよく見ると、0.7が付いてます。最終的には0.7になったのでしょうか?
「0.7」という刻印以外文字は見当たりません。文字無しが純正の証かもしれません。
チェーン付きがお洒落に見えますね。

r_cap02

↑Mタイプの取説を見ても、チェーンが付いてます。チェーンもいいなあ(笑)
スプレッドツールさんでチェーン付きの純正っぽいタイプが取り扱いあるようです。

この取説のコーションマークは、ボクが貼ってるのと同じっぽく見えるけどなあ。

 【追記】2016.12.04
1968/7/9本田技研工業株式会社の四輪ニュースより。(旧)0.5kg/cm²から(新)0.7kg/cm²に設変されています。
との情報をいただきました。ということは、国内においてはMタイプ最後の数百台が該当します。
国内仕様クーペは総て0.5ということになりますね。
神力さん、情報ありがとうございます。