「SPORTS 360」カテゴリーアーカイブ

匠の技の伝承

SPORTS 360 のつづきです。

復刻の要件として
1962年全日本自動車ショー出展車に復刻

1.技術の伝承として当時の “物の造り方・考え方” を学ぶ
2.実走可能(100km以上)の車両であること
3.SPORTS 360の仕様にこだわる

360_engine

ボディはコレクションホール所蔵のS600のボディをベースに改造。
フレームは残ってた図面に沿って新製。
エンジンはT360をベースにSPORTS 360仕様に改造。ということで密かに?進められました。

もてぎ会場での説明では
「金額は言えませんが、スーパーカーが楽に買えるくらいはコストかかってます。」というお話しでしたが、T360(エンジン)の存在がなければさらに莫大なコストが必要だったことでしょう。

SPORTS360_2006

2003年?の鈴鹿ミーティングで展示されていた SPORTS 360のパーツ類。

このときはまさか将来ホンダが復刻するなんて夢にも思ってませんでした。(^o^)

S360ではない

SPORTS 360 については試作やモーターショー用として当時10台ほどつくられており、
いまもどこかに眠っているのでは?という噂が都市伝説のようにささやかれていましたが
未だ発見されず (^_^;)
数年前に個人?で製作されてた車体がありましたが、その後どうなったかも気になります。

36001

2013年のもてぎの発表会場ではいろんな発見もありました。(画像は先日アップしたものと同じです)
・S360という名称は間違いで、SPORTS 360 が正式名称である。
・S500のプロトタイプ SPORTS 500 もナローボディーだった。
・1963年10月に発売されたとされるS500ですが、これは誤りで実際は1964年2月に遅れた。
ということはS500の発売翌月にはS600が発売となった。
など、このスライド1枚見るだけでも知らないことがいろいろ…
ナローボディーのプロトタイプ SPORTS 500 のその後?も
とっても気になります。

個人的なことですが、ボクの生年月が1963年10月なので、S500の発売月に生まれた?
と、これまで運命を少し感じてましたが気のせいでした(笑)

S360_02

みなさんご存知でしょうけど、この復刻プロジェクトは1冊のになってます。
あっ、上に置いてるエンブレムは付録とかではありません。(^_^;)

SPORTS 360

先日書いた通り、2013年のもてぎのホンダスポーツ50周年イベントにて
極秘?にすすめられていたプロジェクト「復刻SPORTS 360」の実車を見ることができました。

サーキットでのイベントのあと「みなさんがよろこぶ発表があります」と
集まるように言われてその会場で、プロジェクターでの説明が始まり

36001

SPORTS 360を復刻してることを初めて知らされました。

36002

説明を聞いてるうちに「これって、すすめてます…じゃなくて、もう完成してるじゃん!」
という流れになってきて、質疑応答のあと

実は本日特別にみなさんのためにここへ持ってきました!

36003

と部屋の扉が開くとそこに…(^_^;) もうビックリでした。
まだメディアへの公開前で、どうかご内密に…というお話しでしたので
自主規制でどこにもあげなかったので、今になってしまいました(笑)

そこでスクリーンに投影された説明資料が興味深かったので、
その時撮影した画像と共に、又アップしたいと思います。m(_ _)m