換気ベンチレーターリッドのスポンジ

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エスのダッシュボード下に開閉式のベンチレーターリッドがあり
通常はフタの周囲にぐるりとラバーが付いてると思います。ここのラバーも最近は入手が難しいかのもしれませんが
奇跡のクーペはこれがなぜかフタではなくボディ側にスポンジが付いてました。

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オリジナルのままで交換されてないと思うけどなぜスポンジ??
と少し気になったので、恐る恐るフタを開けて画像だけ撮らせてもらっていたんです。

さっき、何気なく英文の S800 SHOP MANUAL をパラパラとめくっていたら

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ええ! まさかのスポンジ!?モノクロだけどゴムには見えん。
Mタイプあたりはこのような仕様だったのでしょうか?? これなら自作できそう?(^_^;)

それと先日のフロアーマットの投稿で書いた、フロアーにはりつける純正の謎の黒いシートも
マニュアルに載ってました。
Fig. 17F-10 の画像でフロアに敷いてあるシートです。

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ショップマニュアルはオリジナルを調べる上では意外に役立つかもしれません。
夜、酒でも飲みながらあらためてマニュアルをゆっくり見直そうと思います(笑)

稀少な純正ホイール?

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以前、知人より「4本揃ってないのが残念だけど…」と見せてもらったアルミホイールの画像です。

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HONDA 600の刻印が見られます。
このホイールのことは大阪のツインカムクラブのHPに上がっていたため存在は知っていたものの
それまで実際に見たことはありませんでした。

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そこには「ほとんど現存しない純正のホイール」との表記があります。
表記価格は手前ゴールド色のツインカムクラブのホイールのものです。(現在は販売終了)
エスのレース用パーツとしてRSCのマグホイールがあったことは知ってますが
一般のパーツリストにオプショナルパーツとしてのアルミホイールの掲載がないため
このホイールがどういう経緯で世に出たのかはわかりません。
時代的にアルミホイールが、そんなに普及していたとも思えないし…

話しは少し逸れますが、ボクがこのホイールを最初に見たときに
「初代サバンナRX-7のアルミホイールと似てるな」と思ったのですが

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出典:favcars.com

初代RX-7の黄色はエスの純正色ゴールデンイエローに酷似している。という説があり
RX-7の開発スタッフにエスの所有者がいる。という噂も聞いたことがあるため
ホイールと純正色の件が偶然とは思えず、勝手にいろんなことを想像しておりました。

最近、Facebookでこの HONDA 600 ホイールのレプリカ試作品らしき画像を見ましたので
どこかで復刻されるのかもしれません。楽しみですね。

【追記】 2016.11.22
復刻ホイールの販売元情報をいただきました。
Sugiyamaさま、ありがとうございます!

シートの仕様

エスのオリジナルシートに種類があるという記事を書きましたが

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奇跡のクーペのシートは6列ステッチで表皮はつるつるタイプでした。
クーペなので助手席は背面が前へ折りたためます。

全てのクーペが6列でつるつる。オープンが5列で織りがあるタイプというわけでもなさそうです。
個人的にはS600オープンのシートはつるつるというイメージがあるのですが不明です。

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先日、友人に未使用の純正シートを見せてもらいました。オープン用の左右で
20年ほど前にエスのオーナーのストックを譲ってもらったとのこと。
新車当時ほど古くはないと思いますが同時期の左右セットは稀少です。

シートはシート屋さんでオリジナルに近い表皮で貼り替えてもらっても比較的安価で仕上がるため
シート丸ごとを交換するという考えはボクにはありませんでした。

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新品の表皮を見ると、意外に複雑な構造をしています。
これが長年使用してると、つぶれてぺたっとなるのですね。

乗り心地を重視する方は、シートを換えてますが安全面を考慮するとヘッドレスト付きがおすすめです。

交換を考えたことはありませんが、社外品でエスのスペースに合うシートは限られるようです。
異色なところではマツダAZ-1のシートを付けてる方もおられますがぴったりフィットしてました。
AZ-1用となるとシート自体探すのも大変ですね。

追伸:本日11月17日は本田宗一郎氏の誕生日だそうです。

 

フロアーマット

奇跡のクーペに付属のマットを紹介しましたが、今回はパーツとして供給されてたマットのお話しです。

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これが使い古したマットで(こうなってもなぜか捨てずにとっておく悲しい習性・笑)

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こちらがそれよりも少し古いと思われるマットです。(未使用品・おそらく赤ロゴ袋の時代)
新車時付属のマットとは、繊維部分の質感がまったく違います。
マット下側の形状が時代が新しくなるごとに簡略化されてる気がします。

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裏はこんな感じ。久しぶりに見るとカビが…(汗)
純正マットは折らずに保存しましょう。折り目が入って裏地が割れてきてます。(^_^;)

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パーツリストによるとフロアーマットには「アラジン」と「ヘアークロス」
2種類あったようですがこのマットがどちらに該当するのかわかりません。
もしかすると全面ゴムっぽいのがアラジンで、画像のタイプがヘアークロス??

クーペとオープンでマットに何か違いがあったのでしょうか?
イラストでは足置き部分のゴムには Hマークではなく、HONDAのロゴが入ってます。

マットの話しではないのですが、ボディフロアに敷く?のか
フロアにはりつける(たぶん熱で変形する)純正の謎の黒いシートも存在してましたね。
昔譲ってもらったパーツの中に未使用であったのですが、袋の中で完全に硬化して
ただの黒い固まりになってたためさすがにこれは捨てました(笑)

トランクルームの灯り?

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S800のリヤーコンビネーションライトは内側に窓が1箇所丸く開いて、透明のカバーが付いております。
これはハウジング内の灯りを使ってトランクルームを照らすため…と聞いたことがあります。
ライセンスランプユニットの内側にも丸い穴が開いており、夜はここから灯りが漏れるという構造です。

夜に乗ることがほとんどないため、しっかりと確認してなかったのですが
ホントはどうなの?と検証を兼ねて、夜ガレージにてスマホで撮ってみました。

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ん~、この灯りでは何も見えん(爆)
画像はトランクを開けて、ガソリンタンクの上あたりで後ろ向きにスマホを構えて撮ったものです。
あえて画像調整せずにiPhoneで撮ったままの明度です。3つの丸い灯りが写ってますが
右が、左側リヤーライト窓からの灯り。真ん中と左の灯りが、ライセンスランプユニットからの灯りです。
ライセンスランプユニットはボディパネルとの厚みがあるため、かろうじて光が漏れる程度。
とても実用にはなりませんね。(^_^;)

クーペはライセンスランプユニットのボディ取付側に穴が無い?のかもしれませんが
内装材で遮光されるため、灯火類の漏れ灯りで室内を照らすのはオープンだけの特典?(笑)になります。

ところで、クーペオーナーの悩みとして
左リヤーコンビネーションライト脱着の憂鬱を聞きます。

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ガソリンタンクがユニット直前にあるため、組み上げた後リヤーライトを何らかの理由で
外す場合かなり大変になるのです。(取付ナットを回すのが容易ではない)

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お掃除のために外してるところの画像を送っていただきました。
彼のクーペはいつもぴかぴかなのでした。見習わねば…

shin800くん、いつもありがとう。