奇跡のクーペ インテリアの色

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リアゲートから見たクーペの内装です。
運転席のみに装着されたサンバイザーにはまだビニールが被ってます (^_^;)
ヒーターとシガライターは無くグロメットがされ、ラジオも非装着です。
国内のMタイプには上記全て標準装備されてたはずですが、
輸出仕様はこれらはオプションで選べたのでしょうか。

スイッチパネル2箇所にもきちんとグロメットが付いております。

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A.Bピラーには黒い内装材が取り付けられ、インスツルメントパネルの下
ボンネット開閉のBノブやハザードスイッチノブが付く部分のベースには
半艶消し?の黒が塗られています。
その黒の塗装は層が薄い感じで、塗られたボディカラーの上から簡単にマスキングして
パーッと軽く噴いたように見えます。

前述のリアゲート内側の色と合わせて、
車内にはボディカラーがほとんど現れない状態になります。
これがオリジナルの状態なのでしょうか。

つづく

奇跡のクーペ テールゲートの色

今回のクーペを見せていただいて、あれ?と思ったことのひとつに
テールゲートパネルの色がありました。

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ボディカラーは赤、当然パネルも共色なのですが室内側だけは
白に近い色になっています。ヒンジ取付部分にはグロメットが付いてます。

ゲートだけ交換されたの?とも思いましたが、わざわざ塗り分けるだろうか?
確かに、こうすることで室内から見ると、車内後方にボディカラーは見えなくなる。

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手持ちの資料を見てみると、フランス向けのカタログ?の画像に
内側が白っぽく見えるものがありました。ただの反射かな…(^_^;)
ふちは赤いようにも見えるけど。

これは新車当時のエスを知る方に聞いてみるしかないですね。

つづく

空気圧指定ラベルのこと

昨日の投稿で空気圧表示ラベル(英語)のことを書きました。
ボク自身見たこともなかったし、このままモヤモヤするのもなあ…

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そうだ!こんな時こそFacebook。世界中のエスの仲間たちに聞いてみよう。
Honda S800 / S600 グループの中で画像と共に問いかけてみたところ
わずか数分でコメントをいただき、いろんなことが判りました。
このラベル 海外のオーナーのみなさんは認識されてるようです。

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アップいただいた画像をFacebookより転載 この場を借りてお礼申し上げます。

それらをまとめてみると

・英語圏に輸出されたエスシリーズに貼られていた。

・位置もここで間違いない

・沖縄向けのS800(当然左ハンドル)には無いらしい。

・今でも複製品が手に入る。(そう言えばヤフオクでも見たような…)

などなど

海外では当時から表示が義務づけられていたのか? 国内向けには無かったのか?

中には実走5,246マイル(8,000キロ強)のS600を所有されてる方もおられ
世界は広い!と再認識したのでした。

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因みにS800チェーン当時のマニュアルによると適正空気圧は、1.7kg/㎠となってます。
国内仕様にも車体に空気圧表示されてたのか?
ご存知の方情報よろしくお願いします。

奇跡のクーペ ドアサッシ根元のゴム

ここからは、本来の目的であるオリジナルについての検証をしていきます。
過去の投稿で、オープンのドアサッシ根元のゴムの話しを書きました。
その後、何の情報も得られていませんが

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何と、クーペにも同じ役目をするゴムがサッシの根元に付いてることが
今回判明しました。ボクが知らなかっただけですが…

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しかも前後に付いています。
パーツリストにも掲載されてる(5.6.7.8)のでオープンよりは装着率多いかも。

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このゴムに見とれながら(笑)同行したクーペの友人が「こんなところに!」と
運転席側ドア上部に貼ってある空気圧表示のステッカーを発見!

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これって、元から?
なんでこんなとこに?
エスに空気圧表示があったなんて!
しかもマイル mph とポンド/インチ表示(因みにスピードメーターはkm表示です)
単位になじみがなさ過ぎて空気圧計算できん(爆)

ますます謎は深まるのであった  つづく

【追記】2016.10.21

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クーペのドアサッシ根元のゴム、1台分セットの画像を提供いただきました。
クーペは部番設定があるので入手はできたようですね。(あくまで当時の話し)

 

奇跡のクーペ 概要

仕事の合間の投稿のため、きちんとまとめて投稿しようとすると時間もかかり
楽しみにしていただいてる方に申し訳ないのと、期待が変に膨らんでもいけないので
少しずつアップすることにします。(過度な期待はしないでください)
しょせん素人が書くことですのでどうかご了承ください。m(_ _)m

で、話しは概要へ

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このクーペくん、車台番号 AS800C-1008*** から判断すると
1969年に生産された509台の内の1台になります。(1968年からクーペの国内販売はされてません)
参考資料/二玄社 SUPER CG HONDA Sports

この当時輸出されなかった在庫数台の内の1台で、
未輸出だったため書類がなく登録できない状態で今にいたってます。

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メーターパネルのビスは色・形状が違うため、ビスは交換されてるかもしれません。

そのため、実走行距離がなんと1,800kmプラス!!
エンジンナンバーももちろんプレートと合致してます。
塗装は経年でやや劣化してるもののおそらく当時のままの塗膜です。
エンジンルームにはカラーコード等が残っています。
助手席にはビニールカバーがまだ一部残っており! もう唖然とするばかり。

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カナダ仕様MK-IIということで、サイドマーカー類が付いており、ラジオ・ヒーターは未装備。
北米仕様なのにヒーターがオプション!?アンテナホールもありません。

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グロメットで塞ぐのではなく、こうなるんですね。

つづく